人間、好きなものだけ食べて、かつ健康的に生きていければ、それはもう、幸せそのものです。
ところがどっこい、好きなものは押し並べてカロリーが高いもの。
好物だけを食べていると、大抵の場合カロリーオーバー、即メタボという悲しい現実が付いてきます。
でも、それは単に食べすぎなだけで、好きなものでも程良い量を食べればカロリーオーバーにならず太らない、というかうまくいけば痩せられるのでは、とも考えられます。
ここでは、3食同じものを食べるとして、いったいどのくらいの量までならセーフか、検証してみようと思います。
その前に、まずは「適切な1日のカロリー摂取量」を調べてみます。
これは、厳密には年齢や性別、運動量、現在の体重等々の条件で変化すると考えられます。
http://muuum.com/calorie/1010.html
ここでは話を単純にするため、上記サイトの数値を参考にします。
例えば筆者は30代(独身)の男性で、運動量はWiiFitを少々、メガネをかけて天然パーマ、という人物です。
とりあえずWiiFitを過大評価して、中程度の運動量とします。
すると1日の適正なカロリー摂取量は「2500kcal」となります。
これをベースに考えみましょう。
みんな大好きハンバーガー。
毎日これだけ食べて生きていければ、と考えている人も少なくないはず。
ただ、手軽でおいしいこの料理、一方で高カロリーの代名詞として非難の的になりがちです。
では実際のところ、ハンバーガー1個はどのくらいのカロリーなのでしょうか。
マクドナルド様のサイトにてチェックしてみました。
ハンバーガー1個あたり、251kcal。
なんというか、つくろったようなカロリーですね、実に計算しやすい。
1日の摂取量が2500カロリーの人が食べられるハンバーガー量は、ほぼぴったり10個となります。
カロリーの塊と思われがちなハンバーガー、意外と量を食べてもよかったのです。
そんなわけで、ハンバーガー好きな30代男性(独身)は、次のようなペースでバーガーを摂取することになると考えられます。
これでバッチリカロリーセーブ。
やったね! メタボの恐怖よ、さようなら。
ファストフードで高カロリー食品というと、東の横綱にハンバーガーを据えれば、西の横綱はおそらく「牛丼」でしょう。
見るからに脂テカテカ、炭水化物もりもり、いかにも体育会系、といった感じの食べ物です。
にも関わらず、毎日食べても飽きない中毒的な魅力があります。
かくいう筆者、実際に大学時代など、3食牛丼を食べていた時期がありまして……。
さてそんな牛丼、吉野家様のサイトでカロリーチェックしてみましょう。
牛丼(並)1杯 666kcal
こちらも少し驚きです。
もっと高カロリーと思っていたのですが、なんと1日3杯プラス4分の3杯食べてもよかったのです。
例えば吉野家で4杯分の牛丼弁当を買って、朝昼晩と1杯ずつ、プラス残り1杯を4等分にして食べればOK。
残った4分の1は翌日に回しましょう。
というか無理に4分の1杯食べずに1食1杯のみで済ませば、むしろカロリーが少ないくらいと考えられます。
牛丼ダイエット、こりゃ流行りますね!
カロリー食の大本命といえば揚げ物。
しかも同じく高カロリーなカレーがかかっている「カツカレー」はきっとすごいカロリー値を叩きだしてくれるはず。
早速CoCo壱番屋様のサイトをのぞいてみると……。
ロースカツカレー 1,119kcal
出ました、1,000オーバー。
1日3食食べることを許されないメニューです。
ここで考えなければいけないのが「カレー」と「カツ」それぞれのカロリー数ですが……。
プレーンなカレーが761kcalなので、差し引きしてカツは358kcalと予想できます。
となると、1日で食べてよいのはカツカレー2皿とカツ単品、となります。
さみしい……。
というか「カツカレーだけを食べて1日過ごす」というテーマからは外れているような……。
ついでにカレー屋さんで「カツのみ」をオーダーできるか、少々危うい部分があります。
ご飯派よりパン派が増えている、という話はよく耳にしますが、パンが好きでたまらないという人種は少なくないはず。
そういう人は「パンだけ食べてふわふわ生きていければ」と考えるもの。
そこで食パンのみ食べて、かつカロリーオーバーなく生きていくには、どのくらいの摂取量が適切か、こちらのサイトを参考にしてみましょう。
大体、どの食パンも1斤800~1,000kcalのようです。
ここは平均して900と考えてみましょう。
おそらく朝ごはんで食べるパンの量は、多くの人が1、2枚くらいと思われます。
ところがパンだけでカロリー摂取しようと思ったら、実は1斤食べなければいけなかったのです。
これは結構苦しい。
口の中がぱっさぱさになりそうですが、パンだけです、パン好きとはそういうものです。
そりゃきつい、というかパンに味がついていないじゃないか。
バターくらい塗らせろ、バターくらい! というバター党の方。
バターだけ食べて1日を過ごしてみましょう。
雪印様のサイトをのぞいてみました。
バターひと箱 1,464kcal(200g入り 100gあたり732kcal)
カツカレー超えです。
さすがバター様、格が違います。
なんと1日2箱摂取するとカロリーオーバーとなります。
バター好きの人には悲しいお知らせですが、バターは1食1箱以下にセーブせざるえません。
太らないためにも、バターはほどほどに(すごく当たり前のことを言っているようですが……)
筆者、個人的に「バターには醤油だ」と思っている人間です。
アツアツのご飯にバターを載せ、醤油をひとたらし。
はふはふと食べるあのおいしさは、何か人間の奥深くにある野性的な感動を呼び覚ます力があります。
というわけで、醤油だけで1日を過ごした場合に必要な量をだしてみましょう。
ヤマサ様のサイトのぞいてみると……。
100mlあたり 60~90kcal
結構まちまちですが、全般的にそう高いカロリーではありません。
ここでは便宜的に、真中あたりの80kcalを醤油100mlのカロリーとしましょう。
すると、2500kcalに達する醤油量は3.1l(リットル)となります。
500ml入りペットボトル6本分です。
これが多いとみるか少ないとみるかは人それぞれですが、これだけ摂取すると別の問題が。
実は先ほどのHPを見ると、カロリー以外に塩分量もかかれています。
ざっと見たところ、減塩醤油以外はおおむね、100mlあたり16gほどの食塩が含有されています。
すると、3.1リットル摂取すると摂取食塩は500gほどになります。
こちらのサイトを見てみると、成人男性の塩分摂取での致死量は30~300gとあります。
つまりどうあがいても死ぬのです。
醤油死、人の死の中でもかなり悪い部類の死ではないでしょうか。
醤油だけで1日過ごそうとした人は、昼あたりにはこの世の人ではないわけです、なんと恐ろしい……。
今まで割と高カロリーなものが多かったので、最後は低カロリーの代名詞、こんにゃくで締めくくりましょう。
ダイエット食品で見かける「こんにゃく麺」や「こんにゃくゼリー」などからも、どう転んでもヘルシーなイメージのあるこんにゃく、そのカロリーはこちらに掲載されていました。
100g 5kcal(約300gで15kcal )
……今までの食品がなんだったのか分からなくなるほどの低カロリーっぷり。
1kg食べても50kcalにしかなりません。
ということは、2500kcal満たすには……。
なんと50kg。
10kgの米袋5袋分、これ、1日で摂取できるのでしょうか?
というか、体重50kgの人が1日で100kgになるということです。
でも太らない、どういうこっちゃ。
さて、検証してみてわかったことは、割と高カロリーと思われがちな食品も、それ単品だけ食べていれば、案外3食それだけ食べていてもカロリーオーバーにならないようです。やっぱり太る原因は間食、ということでしょうか。 しかし単品ばかり食べていては、好きな物もいずれは飽きるもの。また健康の面でも問題が出てくるはず。やはり食事はバリエーションを楽しむもの。カロリーだけを気にするのではなく、バランスの良い食生活を。皆様、色々食べましょう!
(文責・部屋長)



