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「変身!」の声に燃えて痺れる

皆さんは、仮面ライダーをご存じでしょうか。

むしろ、ご存じでない方のほうが少ないと思います。それが仮面ライダー、原作石ノ森章太郎先生。1号は1971年から放映されました。「悪の組織に拉致されて改造人間となり、しかし脳改造に至る途中で逃げ出すことに成功。悪の組織の怪人たちと戦うことになる」という、子供番組にあるまじきダークな設定を持ち、変身ポーズなどのわかりやすさ・格好良さも相まって、子供たちから絶大な人気を受けました。

Wikipediaによると、全98話の平均視聴率は関東が21.2%、関西が25.9%で、最高視聴率は関東が30.1%(1972年1月8日放送)、関西が35.5%(1973年2月10日放送)にもなったらしいです。おまけに、より以前のヒットキャラクターである「鉄腕アトム」「オバケのQ太郎」「ウルトラマン」のキャラクター商品を大きく超える商品化権料だというのだから驚きです。──が、驚くまでもないような気もします。2006年にはリアルに再現された3万円の仮面ライダー変身ベルトが、かつて少年だった現在いい大人たちにバカ売れしたそうですから。──とまあ、昭和ライダーはそうして第1号から、1988年の「仮面ライダーBLACK RX」まで続きます。

そして時は2000年、平成12年。仮面ライダーは復活しました。「仮面ライダークウガ」の登場です。
平成ライダーと呼ばれるシリーズは、1年スパンで順調に、クウガ、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバと続いてきました。そうして昨冬に始まったのが、「仮面ライダーディケイド」です。

ディケイドとは、すなわち「decade」。10年間という意味を持っています。そうして、公式は言います。これは平成ライダーの10年祭、お祭りなのだと。

放映を見ればよくわかります。これは本当にお祭りです。なにせ、過去の平成ライダー──クウガ、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ──がすべて出てくるのですから。それも主役ライダーだけではなく、脇役ライダーまでもちょこちょこ出てきたりして、平成ライダーファンとしては思わずニヤリとしてしまいます。肝心の話の内容については……まあ……モニョモニョ……あれです、人はそれぞれ、価値観が異なります。ですから、人によっては感想も変わってくるともいえるでしょう。というわけで、こんなワタクシが不遜にも感想を述べたりするのは控えることにいたします。いえいえ、決して文句などがあったりするわけではありませんよ。もしも不満ならば、毎週録画したりはいたしません。

ただひとつだけ言えるのは、過去に自分が見て、燃えていたライダーが出てきたら、それだけで問答無用で再び燃え上がる、ということだけです。私ですか? 燃えましたよ。贔屓のライダーが出てくるだけで、「ギニャー!」と叫んでクッションをバシバシ叩くくらいは燃えました。不肖わたくし、しょせん皮(ライダースーツ)燃えでございます。このほとばしるパッションを抑えられることができましょうか、いやできませんとも。

さて、しかし30代から40代くらいの方の中には、「平成ライダー? そんなの知らないよ、ライダーといえば昭和だろう」という方もいらっしゃることでしょう。
そんな方にも朗報です。きたる8月8日、「仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」という映画が公開されます。この映画ではなんと、平成ライダーだけではなく、昭和ライダーも皆がそろって登場するというのです。しかも敵側は「大ショッカー」。ただのショッカーではありません。「大ショッカー」なのです。これもWikipediaからの引用になりますが、なんでも大ショッカーは「歴代シリーズの怪人達による連合組織」であり、「その大幹部として、ショッカー大幹部である死神博士と地獄大使が、『仮面ライダーV3』以来36年ぶりに復活」だそうです。懐かしい名前に、どうですか、ワクワクしてはきませんか?

ここはひとつ、ワインで乾杯して、この夏を待つことにいたしましょう。
(文責:桶)

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