皆様はカートというものに乗ったことはありますか?
カートとはなんぞ? と首をひねられた方。
あれです、遊園地などで「ゴーカート」という名前で見かける、あの小型4輪車のことです。
子どもたちに、「日本は車社会で成り立っています。ですので将来、資本主義の戦士として稼げるようになったらじゃんじゃん車を買いましょう! ローンも組みましょう! ETCも付け、クレジットカードも作りましょう!」という民間教育の教材として大活躍しています。
が、これ、別に子どもたちに反マルキシズムを教えるためだけに存在する乗り物ではありません。
大人だって乗れるのです。
茨城県は稲敷郡阿見町にある「アップルフォーミュラランド」。
田んぼの真ん中にぽつりと広がるこちらは、大人だって楽しめる「レンタルカートのレース場」となっています。
休日にもなると、メタボリックが気になるおじさんからシミ・そばかす対策に余念のないお姉さんまで、老若男女を問わずたくさんの人々が、青空の下、カートをまたいで大人げなくタイムを競い合っています。
さて、そんなアップルフォーミュラランドなのですが、先日知人の映像監督から、「レースをやるから群馬まで来るがいい」とのお誘いが。
というわけで梅雨時の不安定な天気の中、バイクにまたがり4輪車に乗るため茨城に行ってまいりました。

集まったのは、WEBデザイナーや映像作家、漫画家、編集者、SEなどなど総勢20数名。
24時間モニターとにらめっこしている、薄暗い世界の住人達が集いました。

久しぶりに外気に触れたためか、田舎の清浄な空気が肺にしみるためか、みな一様に青白い顔、実に不健康な感じです。
一通りルールや運転上の注意、優勝賞品が出る旨などを聞いて、テスト走行に向かいました。
ちなみに、今回行われた「デジタルクリエイターズ青白杯(仮名)」は、「テスト走行」→「予選」を行い、タイムの上位順からA、B、Cグループに分かれて、それぞれ「決勝」を行うというルールでした。
実は昨年もこの青白杯に参加したのですが、ちょうど雨に降られ、走る車走る車皆つるつる滑るわコースアウトするわで大荒れの展開に。
が、今回は晴れ。
本当によかった、よかった。

こちらは走行中の様子。
意外と本格的です。
うまい人は絶妙なタイミングで先方車両を抜いていきますし、デットヒートも見られて実にドラマティック。
なお、筆者は日ごろから安全運転を心掛ける10年来の模範的なドライバー(ゴールドじゃないけど)。
テスト走行も予選もゆるやかに、たおやかに運転しました。
そのためか、一番遅いメンツが揃うCグループでの決勝となってしまいました。
決して腕が悪いからではありません、風景を楽しみたかっただけです、コースの感触を試したかっただけです、意外と速度が出て怖かっただけです、本当にすいません。
さて、その決勝。
さすがCグループ、乗り手は女性陣や普通免許を持たないような人ばかり。
そんな中、筆者はマイヘルメットで乗り込み、普免&二輪免許持ちとして大人げなく全力をだしきった結果、見事優勝。
……決して優勝したかったから予選で手を抜いたわけではありません。
やったね、賞品ゲットだぜ!

……Cグループの優勝賞品、ファミコンのパチもの。
どうしよう、これ……。

なお、こちらは最速の人たちが揃うAグループの表彰式。
ビールファイトまであり、Cグループとの身分の差は歴然です。
ちなみにAグループの優勝賞品は「ハードディスク1TByte」、しかも内蔵型です。
用意する方もする方ですが、その商品を喜んで受け取るあたり、今回のメンツがいかにデジタライズされているかわかるというもの。
そんなわけで無事終わった青白杯、この後皆さんで打ち上げをし、怪しげなデジタル話に花を咲かせたのはまた別の話。
薄暗い部屋でモニターを眺めるデジタル関係の皆様、たまには外に出てビタミンDの補給をするのもいいものです。
カートなんかも選択肢のひとつとして、いかがですか?
キーボードもいいですが、ハンドル操作も楽しいものですよ。

↑ちなみに筆者のタイム。
左から順にテスト走行、予選、決勝です。
順調にタイムを縮めています。
この調子でうまくなれば、そのうち1周1秒切ったり、-10秒で走れたりするかもしれません。
脳がデジタライズされてますね……。
(文責・部屋長)



