2009年6月25日

【旅】ささやかだけれど、役に立つ大阪談義第2弾

 TVの怪談話コーナーで、「ホワイティ梅田から出られない~! 怖いよぉ~!」と言ってた芸人さんがいました(名前は忘れましたが)。あー、確かに出られなかったなぁ。方向感覚が狂ってしまって、出たいところに出られない。

 ホワイティ梅田とは大阪・梅田駅地下に広がるショッピング街で、駅の中には他にも阪急百貨店などの様々な百貨店があります。梅田は東京よりも駅前の店舗密度が濃いように感じます。多くの店が無計画的に押し合いへし合いしており、煩雑に広がっているのです。さすが商人の街、というのを感じますよ。

 僕が梅田にちょくちょく行くようになったのは、そっちの方に知り合いができてから。梅田にあるnoonという人気クラブ/ライブハウスに友人のミュージシャンが出演することになり、見に行きました。そのイベントには、僕が大ファンである曽我部恵一さんや、孤高のシンガーソングライター・豊田道倫さんに七尾旅人さん、日本フォーク界の重鎮であり京都の老舗喫茶のマスターでもあるオクノ修さんなどが出演していました。オールナイトで彼らの名曲を聴ける、素晴らしいイベントでしたね。

 さて、そのイベントの主催者の方が梅田でアートギャラリーを開いていると知り、後日訪れてみました。
「今までに体験したことがない、素晴らしいイベントでした。感動しましたよ」とか何とか言ってすっかり意気投合。聞けば、ギャラリーオーナーやイベントオーガナイザーだけじゃなく、DJ、ライブカメラマンなどもやっているとのことでした。ギャラリーで、始めたばかりのボサノバ・デュオで歌を歌ったりDJをしており、その頃からそちらによく誘われるようになりました。

 それ以後、活動範囲がすっかり広がりましたね。梅田までは電車で一本だったんですが、天気の良い日は自転車で。いちいち通る道を変えると、街の色んな表情が見えます。ビジネス街の南森町、商店街の広がる天満橋、関西一長いアーケード街のある天神橋筋……。梅田へと至る道中にある、大阪の色濃い街並みは、とても思い出に残っています。

 中でも気に入ったのは、ギャラリーのある中崎町という所。古い町屋を新しく移り住んだ人が改築し、カフェやレストラン、古着屋に雑貨屋、映画館など、様々な店に生まれ変わらせた、古さと若い感性が同居する一角です。ここはホント、日本中探しても似たところのない面白い街なので、大阪にお越しの際はぜひ。

中崎町

 初めての人にはアクセスが難しいので、今から説明しちゃいます。
 
  新幹線の通る新大阪駅から地下鉄で直接行けるんですが、せっかくだから梅田観光も兼ねて、梅田駅から歩いて行けるルートをご説明。

 はい、では梅田駅構内を東へ、阪急百貨店方面の古書街出口に出て下さい(といってもここが一番ややこしいです。標識を見たり駅員さんに聞いたりしながら進んで下さい)。駅前古書街に出れば、目の前の道路を一本渡って、少し北に向かって数m先にあるauショップ前へ。そこで右折して東に100m?ほど歩けばタワーレコードの看板が見えます。タワレコのあるNU茶屋町というショッピングビル(駅構内の地図を見て、ここを頭に入れておけば楽)をそのまま抜けて、道なりに歩くと梅田LOFT。梅田LOFTの北向かいがMBS毎日放送、対角の向かいが梅田芸術劇場です。LOFTとMBSに挟まれた道を東に進んで下さい。手前に、上をJRが通る6車線の道路があります。渡って下さい。すると、少し都会の喧騒を抜けた一角があります。数m先に見える高架を超えれば、中崎町です。
 
  歩くと、駅から結構距離がありましたー。疲れましたねー。
 入り組んだ中崎町の狭い路地には、様々な店が唐突に現れます。オススメはR-Cafeというカフェです。ここも古い町屋を建築系の学生が建て替えて作った店。ギイギイ鳴る急な階段を上って、静かな屋根裏部屋で冷たいアイスコーヒーを飲んで休みましょう。オムライスがおいしいです。

 ここはもう、あまりにややこしい場所にあるので説明できません。無理です。でも、ぜひ探してみて下さい。

 以上で、ささやかな大阪談義を終わります。お疲れさまでした。
 担当はBUMBIでした。


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投稿者 BUMBI : 12:00

2009年6月 8日

【お笑い】大阪千日前ブルース

 大阪出張から戻った先輩から、おみやげにシューマイをいただきました。“551”こと蓬莱軒のシューマイです。大阪では知らない人はいない、というほど有名なお店の有名なシューマイです(本当は肉まんの方が有名ですけどね)。
 僕は以前大阪の上本町という所に住んでいました。いわゆる“ミナミ”と呼ばれる地域で、僕が住み始める少し前までブラックマヨネーズのブツブツが住んでいたことで知られています。家を出れば千日前通という筋があり、道を隔てて向かいが天王寺区。少し離れますが、その天王寺の駅前は路上ミュージシャンのメッカみたいなところで、コブクロや、今をときめくflumpoolさんなども歌っていたようです。千日前筋の通り沿いでバイトをしていた僕は、サバンナの八木さんを見たこともあります(ブラジルの人聞こえますかあー!)。TVのまんまの格好でジョギング中でした。
 

 通っていた専門学校が心斎橋というところにあり、毎朝その千日前通に沿って西に行き、かに道楽のある道頓堀を抜け(飲んだくれ人形がなくなり、カーネルサンダースが引き上げられた)、大阪市を南北に貫く御堂筋で北へ向きを変え、心斎橋はアメリカ村と呼ばれる一帯にある学校まで通っていました(大阪の人は、とにかく交通マナーが悪い。青はすすめ。黄はすすめ。赤は、気をつけて進め)。アメリカ村は若者の街で、服屋やレコード屋、ライブハウスにクラブ、カフェに飲み屋やたこ焼き屋など、さまざまな店が軒を連ねています。
 学校が終わると御堂筋を南下し、千日前通と交わる「なんば」の商店街をブラブラしていました。タワーレコードに行ったり、本屋に行ったり。なんばのジュンク堂の向かいには、そう、NGKがあります。なんばグランド花月。吉本新喜劇の舞台があります。この通りは毎日人がいっぱいで、芸人もよくいます。ちなみに、心斎橋付近では若手芸人がいろんなお店でバイトをしています。
 なんばの東に行けば、“大阪の秋葉原”こと日本橋。こちらも日本有数の電気街ですが、アナログ無線屋やメイドカフェ、良質なレコード屋がたくさんあります。まあそんなこんなで東へ行けば上本町に戻り、帰宅。食堂のバイトに向かいます。
 次は、北新地・梅田編。
 担当はBUMBIでした。


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投稿者 BUMBI : 12:00

2009年5月20日

【本】空を這うものたち

 昨年、『甲殻機動隊』で世界にその名を知らしめた押井守監督によって映画化された『スカイ・クロラ』。「キルドレ」と呼ばれる大人にならない子供たちは、戦闘機で空を舞い、敵機と華麗に踊ることによってしか生を感じることができない……。
 
 映画はあまりピンとこなかった僕ですが、その後に手にした小説版には心を奪われ、どっぷりとその世界に浸かることになりました。小説『スカイ・クロラ』シリーズは全6巻で、『ナ・バ・テア』『ダウン・ツ・ヘブン』『フラッタ・リンツ・ライフ』『クレイドゥ・ザ・スカイ』『スカイ・クロラ』に加え、短編集『スカイ・イクリプス』が刊行されています。

単行本版スカイ・クロラ

 本編は、複数の子供たちの視点で繰り返し“空で生きていくこと”について描かれていきます。「人々が命の尊さを肌で感じるためには、自分たちの身近で命が失われていくのを目にしていなければならない」という理念のもと、企業が戦争を請け負う世界。戦闘機のパイロットとして戦禍に身を投じているキルドレたちは、明日墜ちてもおかしくないと覚悟を決めて空を飛んでいるのですが、彼らの誰もが死ぬことを恐れていません。むしろ、老いて死ぬことのない彼らは空で死ぬことを望んでさえいます。汚れた地上の上澄みのような澄んだ空で、戦って死にたい。自分を堕としてくれる相手を探し求めているのです。

「ただ飛んでいたい。地上には戻りたくない」……彼らの祈りにも似た純粋な感情が、この小説の行間の端々から感じられます。もちろんずっと飛んでいられるわけではなく、登場人物たちのそれぞれが異なった結末を迎えていくのですが、その様子がまた残酷なほどに美しい。そして、読者の肌身を削るほど痛々しい。
 
 そんな透き通るほど純粋で美しく、それゆえに痛々しいものに、僕はいつも心奪われるようです。
 ロックバンドNIRVANAのアルバム、映画『ベンジャミン・バトン』の原作者スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』、『エレファント』でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞したガス・ヴァン・サント監督の映画『マイ・プライベート・アイダホ』……。うどん。ぶっかけうどん。
 
 たくさんの命が、最後だけ、ほんの一瞬だけ、光ってから散っていくようだった……。

 どこかにまたそんな作品はないかなあ? 日々探しています。
 担当はBUMBIでした。

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投稿者 BUMBI : 00:00

2009年4月27日

【音楽】世界は33回転で回っている

みなさん、音楽は何で聴きますか? iPod? それともCD? ここ数年、ダウンロードで聴く人が増えましたよね。
 人それぞれ好きな聴き方がありますけれど、僕はジャケットとか歌詞カードとか、パッケージ大好き人間なんで、やっぱりCDですね(ダウンロードなんてしない!ってわけではありませんが)。
 そんな僕は、昨年あたりからレコードに凝り始めています。中古CD屋に行くのが好きなのですが、CDって商品の絶対数のわりに、やっぱり人気商品が少ないんですね。出回ってもすぐに売れてしまうので。対してレコードは数は少ないですけど、あまり持ってる人がいない分良質なものが多い、からです。
 実家から30年物のレコードプレーヤーと数枚のレコードを取り寄せ、すぐに聴き始めました。古いですけど、やっぱ音がええですねえ。とてもクリアで、ベース音もしっかり聴こえます。
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 実は、LPレコード→CD→音楽ファイルと進化するにしたがって、音質はどんどん悪くなっているといいます。再生機構がシンプルであればあるほど音質は良いようです(DJの多くがいまだレコードを使うのはそのためです)。まあ、傷やほこりには本当に気をつけなきゃいけないので、手入れは大変。A面とB面をひっくり返すのが面倒って人もいますが、僕なんかはそこがまたアナログで良いなあって思います。あと、だいたい片面20分くらいなので、自分的に時間もちょうど良いし。つかの間のブレイクをはさんで、さあB面へ。
 レコードにはそれぞれ対応回転数があって、33回転(1分間に33回まわる)ってのと45回転(1分間に45回)ってのがあります。はじめはなんのことか分からなくて、レコードに針を落としたら、どうもノローく聴こえる。45回転のレコードを33回転の設定で回してたようでした。やっぱり各回転数とも特徴があって、ヒップホップのレコードなんかは33回転が多いらしいです。僕の好きな古いロックのレコードはだいたい45回転でした。
 とまあ確かに面倒なのは否めませんが、やっぱり音はいいんですよね。レコードでビートルズを聴く、というのが僕の長年の夢でしたが、それも叶いました。いいですよ、「リボルバー」。ニール・ヤングも良かったな。Leave us Helpless,Helpless,Helpless…
 しかーし、東京への引越し前後にこの年代ものレコードプレーヤーが不調となりまして、「うーん、修理すると高いやろうなー、部品もないし、どうしよう?」って状況です。買い換えるべきか…。

 さて、現在はCDからデジタル配信への過渡期です。僕は昔CD屋でアルバイトをしていたんですが、音楽ダウンロードが流行るにつれて、目に見えてCDの売り上げが減っていったように思います。確かに、わざわざお店に行かなくても買えるわけですから、便利っちゃ便利ですけど、なんか寂しいものがあります。CDがすぐになくなるってわけではないでしょうけど、いずれはダウンロードが主導権を得ることでしょう。かつて、CDがレコードに取って代わったように。
約20年前、CDが主流になりつつあった時代、レコード好きの人は悲しかっただろうなーと思います。だって、レコードではもう新譜が出ないんですから。

 でもでも、こうやって今だってレコード好きな人がいるんだし、なんだかんだでCDを求める人も消えることはないんかな。試しに、ディスクユニオンに行ってみてください。猛スピードでレコード探しをしては、何枚も買っていく人がいますから。音楽って、ジャケットや歌詞カードや、パッケージ全てを合わせた総合芸術やと思います。それを求める人は確実にいるし、消えないはずです。そう、思いたい。

CD and RECORDS gonna LIVE FOREVER!!

担当はBUMBIでした。
BUMBI

投稿者 BUMBI : 12:00

2009年4月13日

みんなが感心するくらい、「踊る」しかないっす。

いきなりでなんですが、村上春樹さんの「ダンス・ダンス・ダンス」は傑作ですよ! 
5月下旬には新作「1Q84」が発売になるということで、楽しみであります。

では、はじめまして。
4月1日入社、第二制作部に配属されたBUNBI(調べれば何となく分かります。こう呼ばれてました)です。
非常に、完全に、フレッシュマンです。
右も左も分からず…いやしかし、周りの諸先輩方はかっこええなあ。

香川県発大阪経由東京着(ああ梅田の街)、西から東へジョジョに、奇妙にここKWCにやってきました。
大好物はやはりうどんなのですが、どこかにおいしい讃岐うどん屋があったら、誰か教えてください。
でないと禁断症状が出ます。
香川県には本当に多くのうどん屋があって、まさにコンビニ感覚。
っていうかコンビニより多いですね。
実はテレビで取り上げられるような地元有名店には、あまり行ったことがなくて。
コンビニ感覚でうどん屋があるもんですから、家の近くで済ませちゃうわけです。
僕は高松という市街の生まれなんですけど、有名店はだいたい山間部にあるのです(ちょっと前に映画もやってましたね)。
観光客はわざわざ足を運ぶみたい。
村上春樹さんとか。
そんな香川の大スターが、下北沢在住のミュージシャン、曽我部恵一氏。
かっちょええ、最高や。
いっつもキラキラしとる。

ポータルの自己紹介でも書きましたが、僕の知人が曽我部氏主催のROSE RECORDというところに所属しているのです。
大阪にいた頃、その知人が京都の小さなカフェでライブをやるというので、見に行ったんです。
そしたらお客に曽我部氏の姿! まさか。本物? まぎれもない本物。心臓バクバクでした。
お話させていただき、次に会ったときには覚えてもいてくれて。
今までの人生で一番うれしかった瞬間と永遠のブルースでした。
地元冥利、知人冥利。絶対ライブ行きます。
 

ながながと自慢話みたいなのを書きましたが、自己紹介って何を書くんですか?!


・仕事内容:まだ何も。研修中かな。

・この会社に入ってやりたいこと:何も…嘘です。かっこいい編集者になりたいです。

・発見:窓から見える空が、ありえんほど青くてキレイです。
さらにその上では太陽がダンスしてます。

・ひとこと:4月4日、再結成したサニーデイサービスというバンドのライブが、チケット売り切れのため見られなかったので残念です。
とにかく何にも分かりません。
仕事のこと、東京のこと、日々のこと。
でも、不器用でも踊り続けるしかないっす。ハピネス!


担当はBUMBIでした。

BUNBI

投稿者 BUMBI : 19:33

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