« 【WEB】Budda And Roll | メイン | 【音楽】まほうの夜の音楽会 »

2009年6月22日

【旅】センチメンタル・ジャーニー。

 
突然ですが、クイズです。
 
サザエさん、カツオくん、ワカメちゃん。
この3人が、電車の運転手として働いていました。

しかし、その内の1人が運転する電車には、
誰ひとり乗ることができません。
 
 
さて、誰も乗ることのできない電車を運転しているのは、
3人の内の誰でしょう?

----------------------------------------

先日、先輩の結婚式に出席するに当たり、
新潟へ行ってきました。

滞りない式を終えた帰り道の出来事。
 
 
ETCの恩恵にあずかったものの、
我々は渋滞という代償を払う羽目になりました。

冒頭で出したクイズは、そんな車中で友人が出したもの。
長旅の車中におけるクイズとしりとりは、もはや定番の域です。
 
 
私は車のハンドルを握りながら、

「カツオとワカメは小学生だから、電車なんて運転できるわけない!」

とクイズの根底を覆す答えを思案する一方で、
今回の新潟旅行を振り返っていました。

----------------------------------------

1983年、私は新潟県新潟市の西小針台に生まれました。

生まれてから小学校3年生にあがる7年間、
私は海から歩いて10分ほどの高台の家に暮らしました。
 
 
25歳になった今、その生家を約20年ぶりに訪れる。

それが今回の旅のもうひとつの目的でした。
 
 
結婚式の翌日、私は生まれ育った街に車を走らせました。
見慣れた風景と、当時の見る影もない光景。

生家に近づくにつれ、私の脳裏に幼少時代の記憶が溢れだしてきました。

公園で花火をして、滑り台の上に立っていたキヨシくんの目にロケット花火が直撃し
たこと。

近所の坂道で、スキーをして八木さんの家の壁に激突したこと。

往時の記憶が走馬燈のように甦ります。

幼かったころは大きく見えた道路や公園も、今ではすっかり狭く感じられます。

そして私は想像しました。

父の転勤で埼玉県に引っ越しをすることなく、
ずっと新潟で暮らし続けていたとしたら…。
 
 
恐らく、私は小麦色の肌が眩しいサーファーになっていたことでしょう。

あるいは、日本海の荒波を制する漁師になっていたかも知れない。

しかし、今、私は編集者として、東京で働いている。
そして、さまざまな人と出会い、多くの経験をしてきました。

ひとには、さまざまな人生を歩む無限の可能性があります。
そして今、私はその中のひとつの道を歩んでいる。

それは、幾つもの偶然が連鎖してできた道かも知れません。
あるいは、運命があらかじめ定めた道かも知れない。

けれど、どんな道を歩もうと、人生は一期一会の連続。

そんな喜びを噛み締めたセンチメンタルな旅でした。

----------------------------------------

さて、クイズの答えは、「ワカメちゃん」です。

ワカメ=海藻→回送。

人生に回送電車はありません。

担当はTKでした。

TK

投稿者 TK : 2009年6月22日 11:24