2009年6月 2日

【ラジオ】さよなら金髪先生

前回、マンガ『鈴木先生』について書きましたが、
改めて中高時代に自分に影響を与えてくれた「先生」って
誰だったろう?と考えてみました。

で、思い浮かんだのがこの方、
「金髪先生」ことドリアン助川氏です。
 

この名前を聞いて
「あぁ~」と共感してくれるのは
恐らく僕と同じく90年代後半に学生をしていた方々でしょう。
 

正確に言うとこの人は先生ではありません。
単に当時「金髪先生」という音楽番組を担当していたのでそう読んでいただけで、
本業は「叫ぶ詩人」でした。
歌手でも単なる詩人でもなく、叫ぶ詩人。
組んでいたバンド名は「叫ぶ詩人の会」。
戦争・世界平和・愛・ダメな自分をテーマにした詩をハードロック/パンクロックにのせて
ただただ叫びまくる相当アバンギャルドな方です。
 

そんな叫ぶ詩人が何故「影響を与えた恩師」なのか?
きっかけはあるラジオ番組との出会いでした。
 

1996年秋頃、ちょうど受験勉強も佳境に入り
毎日ピリピリしていた頃のある土曜日の深夜。
忘れもしませんよ。
つけっ放しにしておいたラジオの向こうから
野太いオッサンの絶叫と共に
セックスピストルズの「アナーキー・イン・ザ・UK」が突如流れてきたあの瞬間の事は。


それが、恐らくこの時代中高生だった人達なら
一度は耳にしたであろう(と思います)伝説のラジオ番組、
ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!」との出会いでした。
 

最初は「ドリアン?叫ぶ詩人?で人生相談?でもないな。何者だよ」という
ごく自然な印象を持ったのを覚えています。
番組内容は、パーソナリティであるドリアン助川氏《以下ドリアン(敬称略)》が
様々なリスナーの若者と電話で会話するというものでした。
たぶん生放送だったんじゃないかな?
 

中高生ならではの素朴な相談や主張から、苛めや家庭問題、売春、ドラッグなど
深刻な問題を抱える若者達が悩みをドリアンにぶつけるというもので、
千葉の田舎町でのほほ~んと平和に暮らしていた僕にとっては衝撃を受けるような内容でした。
そしてそれ以上に衝撃的だったのが
人生相談の経験もない一介のミュージシャンでしかないはずのドリアン助川が
若者達に語りかける言葉の数々だったのです。
 

前述したように人生相談のプロでもない彼が吐き出す言葉は
スマートではないけれど、綺麗ごとめいたうそ臭さは全くありませんでした。
売春や妊娠など普通の大人が頭から否定してしまうことにも、
決して道徳や倫理観を引き合いに出して語るようなことをしません。
一般論ではなく、切実に救いを求めようとする相談者一人ひとりの為に
どんな言葉をかけてやればよいかを真剣に考えてコメントする彼の姿勢は、
ただ誠実とか真摯だとかいう言葉で片付けられるようなものではありません。
だって、友達がいないと悩む見ず知らずの奴に
「ならば俺が友人になる。後で俺の住所と電話番号を教えるから、内容は何でもいいから、
俺に手紙を書くなり電話をかけるなりして欲しい」と言う人がいますか? 


当時中学生~高校生だった僕にとって
どんな悩みも受け止めるこの金髪のオッサンは
いつしか「金髪先生」から「金髪のブッダ」になっていきました。
あの時期、彼の言葉の一つ一つが人生の選択の指針となっていたといっても
過言ではなかったでしょう。

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投稿者 千葉人 : 12:00

2009年6月 1日

【旅】ソウル体験談2:歴史を学びたい人向き

前回のソウル話の続きです。

4月末に韓国へ出張に行った際、わずかなフリータイムを活用して、
「国立中央博物館」に行ってきました。

4年前にソウル中心部に建てられたというこの博物館。
韓国最大級というより、アジア最大級といっても過言ではない規模を誇ります
(敷地面積は9万坪以上、展示物は5千点以上)。
それにしても、国立博物館なのにずいぶん最近出来たんだなあと感じませんか?
実は、韓国の国立博物館は植民地時代後に開館してから約60年間、
諸事情により何度も何度も形を変え、移転を繰り返してきたのだそうです。
ついに立派な建物として正式な場所に根付いたことは、韓国人にとって
非常に感慨深い出来事だったといいます。

タクシーで博物館前に降ろしてもらいましたが、
建物の入口は全く見えません!入場口まで明るい緑が延々と広がっていて、
まるで国立公園のような開放感あふれる空間です。
展示の構成がいたってシンプルなところも◎。
旧石器時代から朝鮮時代までの書画や絵画、仏像、工芸品などの数々が
時代ごとに区分けされ、すっきりとわかりやすく並べられています。
そして何といっても、これだけ鑑賞できて無料!
というところが魅力ですね。

私のお目当ては、前々回書きました韓国ドラマ「風の絵師」に登場する
韓国を代表する画家キム・ホンドの風俗画でした。
彼の有名な作品はたくさん残っていますが、
これほど多くの作品が展示されている博物館は他にないとのこと。
ドラマを通して見ていた絵を生で鑑賞できるうれしさで、
10点ほどじっくり堪能しました!

それにしても館内は本当に広く、
時間もなかったので要領良く観て行こうと心がけましたが、
あっという間でした。
行く際は、自分の観たいゾーンから中心に回っていくことをお勧めします。
そしてお土産店やレストラン、伝統茶カフェなどもたくさんありますので
ここにいるだけでいろいろ楽しめちゃいますよ。
明洞でショッピングやエステもいいですが、
たまには歴史の風を肌で感じてみるのはいかがでしょうか。

担当は、新・ソウルを発掘中のDanaでした。


Dana

投稿者 Dana : 12:00

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