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2009年5月14日

【本】たかがオビ、されどオビ

本のオビって結構重要ですよね。

小説やマンガでも、特に単行本なんかは余程有名な作品でなければ
タイトルだけ見ても内容を想像するのは難しいですしね。
CDやレコードもそうですけど、ジャケ買いって結構勇気が要るものです。
特に本の場合はある程度読まないと面白さがわからないし、
せっかく時間をかけて読んで結果つまらなかった、じゃ時間の無駄遣いもいいところです。

まあそういうのも含めてジャケ買いの醍醐味という考え方もありますけど。

読めば面白い本も、オビがあるとないとじゃ買う時の安心感が大違いな訳ですよ。
更に言うと、オビのコメントのインパクトが、売れる・売れないを左右するといっても
過言ではないと常日頃思うわけです。

とまあ熱くなってしまったので若干クールダウンいたしまして。

先日のことですが、とある本屋でブラブラしていた時のこと、
「麻生久美子」と「麻木久仁子」ってそういえば似ているなぁとボンヤリ考えながら歩いていた所、
ふと目に留まった「麻生久美子 熱烈推薦!!」というオビの文字に過剰に反応してしまい
思わずこんな漫画を手に取ってしまいました。


teacher_suzuki.jpg

『鈴木先生』(武富健治 著 双葉社)


ちなみに麻生久美子のコメントが載っているのがこの第4巻です。
オビ付の画像がなかったのでご勘弁を。
麻生久美子って誰?という方はコチラをどうぞ。

率直な第一印象は「絵柄古っ!」。

どうやら中学校を舞台に
主人公である鈴木先生が悪戦苦闘する姿を描いた物語のようです。

一瞬、某“ヤンキー上がりのグレートティーチャー”や
某“3年B組終身名誉担任”が頭をチラつき棚に戻しかけたものの、
麻生久美子効果に負けて試しに1・2巻を購入してみました。
まあ暇つぶしにはちょうど良いかと。

結果からいうと、これがオビを信じて大正解。
久しぶりに心躍る作品に出会えた感動で、
早速翌日、翌々日で7巻まで大人買いしてしまいました。

詳しい感想は長くなってしまうので省きますが、
生徒の前では神がかり的な教育を連発する名教師ぶりを発揮していても、
裏では情緒不安定一歩手前位まで悩み葛藤するイチ中学教師の姿が
過剰な程実にリアルに描かれていて、
読んでいるこちらが思わず手に汗握る程の緊張感が伝わってくるマンガです。
扱っているのはごくありきたりなテーマなのに、
新鮮に感じさせてしまう鈴木先生の独自の教育論がすごい。
こんな先生なら是非授業を受けてみたい!と本気で思ってしまいます。

ああ。一言で言い表せないのが口惜しい!
ホント試し買いして良かったと思いました。
それもこれも麻生久美子の、いやオビの成せる業。
正に本と人を結ぶ「帯(オビ)」って訳ですね。

そんな本のオビをテーマに何か面白い企画・キャンペーンができたらなぁと
最近漠然と考えております。

例えば、読者の感想をオビに入れる手法はよくありますが、
オビコメント自体を考えてもらうというのは?
より説得力が増して手に取りやすくなるのでは?
採用者には賞金○○万円!みたいな感じで。

う~ん。安直ですかねえ。

でもこういう風に本でも音楽でも映画でも
知らない人に作品の素晴らしさを伝える事って難しいですよね。
だからこそ上手く伝わった時の喜びもひとしおな訳で、
きっとオビ作りもそれに似ているんだろうなぁと思ったりしました。

ちなみに『鈴木先生』は現在『漫画アクション』にて好評連載中です。
興味がわきましたら是非ご一読を。

担当は、書いている途中で麻生久美子が結婚していた事を知って
ショックで茫然自失の千葉人でした。
うぅっ…。

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投稿者 千葉人 : 2009年5月14日 12:00