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2009年5月11日

【アート】愛すべき祖先たち

国立科学博物館で開催されている「大恐竜展」へ行ってきました。

これまであまり知られていなかった南半球の恐竜の化石や、標本50点以上が一挙に公開されるとのこと。
あまり知られていない“ゴンドワナ”から新たに見つかった恐竜たちが日本初公開ということで、
恐竜(というより、恐竜の化石)に少なからず興味のある私としては行かないわけには行きません。


約1億7000万年前のジュラ紀中期に、地球上で唯一の大陸だった「バンゲア」が南北に分裂しました。
その南部分がゴンドワナ大陸と呼ばれています。
ゴンドワナ大陸は長い時間をかけて、さらに分裂や移動を繰り返し、現在の南アメリカ、アフリカ、インド、オーストラリア、南極へとなりました。

展示されていたもののなかでも、
私が興味をもったものをダイジェストで紹介していきます。

1.カバ顔の恐竜って…
2.世界初公開!史上最大級の肉食恐竜
3.どんな頭蓋骨してるんだ?
おまけ.学名っておもしろい!

【1】
まず私が目をつけたのは、ゴンドワナ大陸の時代に生息していたといわれる「ニジェールサウルス」。

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歯が上下ともに、まっすぐ横一直線に並んでいるのです。地面近くのやわらかい植物を切り取って食べていたらしいので、不便は感じなかったのでしょう。
ユーモラスで恐竜の持つかっこいいイメージとはほど遠いお顔でした。


【2】
世界最大の肉食恐竜「マプサウルス」。
全長13mということで、さすがの迫力でした!
頭だけで2mほどはあり、「こんなやつに狙われたらひとたまりもないな」という感じですね。

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この恐竜の化石は、親子を含む複数の個体が同じ場所から発見され、群れで行動していたことが推測されます。狩りのようなこともしていたのだとか。
今までは、大型肉食恐竜は単独行動が基本とされていたので、これは大きな発見ですね。

若いときは軽くて足が速く、大人になると重くあまり活動的でなかったとされています。狩りは若い個体が行い、大人に分け与えていたのかもしれませんね。そのように考えると、社会性をもった恐竜と言っても過言ではないかもしれません。


【3】
翼竜のアンハングエラの新種は、まるでハリウッドのパニック映画に出てきそうな風貌です。驚くほどの大きさをしていて、頭蓋骨の形が冗談かと思うほど奇妙。

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ゴンドワナ大陸の翼竜としては最大で、翼開長が約7m、頭骨も長さ1m以上あります。
非常に小さくて細い歯がびっしりと生えていて、噛み合わせたときに交差するユニークな生え方をしています。アサリなどを捕る際に砂をふるい落とす用具がありますが、ちょうどあんな感じでしょうか。

また、頭蓋骨の形も奇妙です。
人間でいう鼻の部分がボコッと出っ張っています。何のため!?という疑問を抱かずにはいられません。

【おまけ】
各恐竜の展示には、生態や生息していた時期などの説明が添えられていますが、
その中に記載されていた学名の説明が非常におもしろい!

「南十字星のトカゲ」「大昔の悪魔」「勇者」など、かっこいいものから、
「不完全な鳥」「曲がった顎」など、なんだか適当っぽいものまで。
これらを見ているだけでも十分楽しめました。

恐竜に関する本やDVDはすでにあまた出されているので、
新たな発見がない限り、新刊本を出すことは難しいかもしれません。

ということで、新しい本を作るとしたら…
私にとって今回一番の発見であり、おもしろかった事実「学名」をベースに考えてみました。
生物の学名の由来はもちろん、ありとあらゆる“もの”の名前の由来。
これらが調べられる辞書があるとおもしろいのではないでしょうか。
子どもだけでなく、大人も楽しめると思います。

担当はさみこでした。
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投稿者 さみこ : 2009年5月11日 12:00